阪南大学同窓会愛媛県支部

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2014.02.20

正岡流パイプスモーキング その四話

from:正岡 哲文さん (同窓会愛媛県支部 副支部長)

 

今回は、私が地元の新聞社より過去2回の取材を受けた記事内容を、ご紹介させていただきます。

 

最初は、昭和55年10月27日に掲載された「職場で一番」欄の記事で、私が32歳の時のものです。

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「パイプ党をキザと決めつけないで・・紙巻派よりは、ずっと健康的ですから。シガレットは肺に入れるものでしょう。しかしパイプたばこは舌で感じる”味覚”なんですよ。“吸い過ぎに注意”はあてはまらないですね。」と、開口一番。

 

このほど高知市で開かれた第4回四国パイプ・スモーキング選手権大会に本県代表として出場。個人の部で2位に入った。もちろん、愛媛チャンピオンだ。

 

 

2014年02月27日14時13分48秒_1  2014年02月27日14時13分38秒

 

 

この大会は、3グラムのたばことパイプ、タンパー、マッチ2本が支給され、どれだけ長時間吸い続けられるかを競うもの。

 

正岡さんは、1時間46分32秒で、1位に11分22秒及ばなかった。「自己最高タイムは1時間49分26秒。それさえも更新できなかった。」と反省しきり。一昨年の同選手権では優勝しているだけに、いかにも残念そう。2014年02月27日14時12分35秒

 

コンテスト出場の心得、「精神統一はもちろんのこと、煙から絶対に目を離さないことです。そして、マッチ棒の頭サイズの火を終始保つことです。本当の秘訣は決して吸わないことですが・・」と明かす。

 

パイプを初めて手にしたのは24歳のときだった。親友が吸っているのを見て「かっこいいな」と思ったのが動機。早速、コンパニオンなどパイプ一式を8000円で買った。ところが、なかなかうまく吸えない。火はすぐ消え、大箱マッチは2〜3日でなくしてしまう。舌はあれ、食欲はまったくなくなったほどという。

 

雑誌や全日本パイプクラブ連盟が出している機関誌、パンプレットなどを漁って読んだ。「やっと、パイプスモーカーになったなと思うまでに3年かかりました。」

 

「今、ぼくの最高のひとときは、モダンジャズを聞きながら、水割りをなめながら、パイプを燻らしている時です。静の世界というかな。日常雑事を忘れて。」

 

その、正岡さんが一番大切にしているパイプは2本ある。琥珀のアンバー(吸い口)付きストレート・グレーン(正目)のブライヤーパイプと、彫り物入りのトルコ産のメヤシャム(海泡石)製パイプだ。「メヤシャムは、パイプの女王と呼ばれています。親から子へ、孫へと三代かかって純白からやっと黒褐色になるというシロモノです。2014年02月27日14時11分49秒_1

 

火を消さないためには、ゆっくりゆっくり吸うこと。カステラの弾力で詰めること・・などパイプ党・正岡さんの話はつきない。

 

3年前に、正岡さんが中心となって「松山パイプ・スモーカーズ・クラブ」(当時)を結成。会員はただ今16人。日曜毎に松山市内のどこかの喫茶店に集まって紫煙を燻らせながら会員はパイプ談議に興じている。

 

そして、道路舗装会社(当時)に勤める正岡さんは、職場の愛煙家らに手作りのパイプを贈っては、パイプ党への入会を勧めている。

 

2014年02月27日14時12分49秒

 

 

次は、平成13年11月7日に掲載された「憩いのとき(私の趣味)」欄の記事で、54歳の時のものです。

 

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ソファに深々と腰を下ろし、ゆったりと燻らす紫煙。パイプにはそんな優雅な大人のイメージがある。だが、実際にはパイプの火を消さずに吸うのは難しい。慣れないうちはパイプを吸っているのか、マッチを擦っているのか分からない。

 

 

「パイプは吸うから消えるのです。」正岡さんは言う。火を長持ちさせるには、1回吸ったら空気を10回送るぐらいが理想。いずれも普段の呼吸程度に行う。焦って激しく空気を送り込むと過熱して味が落ちたり、火が消えたりする。「パイプはクール・スモーキングが大事。落ち着かないと吸えないし、吸うと落ち着ける」。

 

パイプとの出会いは、30年前。「初めは格好から。道具は揃えたが吸い方が分からず、灰皿はマッチの山」と話す。当時は解説書もなく、独学で試行錯誤を重ねた。ようやく自然に吸えるようになるまで3年ほどかかったという。その後は、たばこのブレンド、パイプ制作、喫煙具コレクションとマニアがたどる道は一通り経験した。

 

2014年02月27日14時12分32秒000   2014年02月27日14時12分31秒

 

パイプスモークのテクニックにも一家言あり、今年(平成13年)9月の全日本パイプ・スモーキング選手権大会(参加人数149人)に出場。たばこ3グラム(紙巻き約3本分)をどれだけ長くもたせられるかを競う競技で、正岡さんの記録は約2時間8分。ただ、競技では味わいや雰囲気は二の次。

2014年02月27日14時13分12秒    2014年02月27日14時13分29秒

 

「普段は何度も日を付け直す。パイプも安いもので十分楽しめるから、難しく考えないで」と語る。自身は最近飼い始めた熱帯魚を眺めながら燻らす一服が最高という。

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以上ですが、長文にも関わらずお最後までお読み頂きありがとうございました。

皆さんが、パイプ・スモーキングに興味をお持ち頂く一助になれば幸いです。

 

お便りお待ちしています!

 

その一話 正岡流パイプスモーキングへの誘い
その二話 お気に入りの喫煙具のお話
その三話 正岡流パイプスモーキングコンテストに勝つ方法